シニア・カウンセラーは基本に忠実で勉強熱心です。
今日もDSMというアメリカの医学会で使われている、統計に基いた病気のを症状ごとに分類した本を用いて、事例の検討をおこなっています。
DSMは医師が診断の際に使うそうです。
私は、個人的に「診断」というものが怖いです。
もしも大きな病気だったらどうしようと思ってしまいます。
大きな病気こそ、早く診断してもらって適切な治療を受けるに
越した事は無いというのは分かっているのですが、
どうも怖いです。
シニア・カウンセラーに
「診断についてどう思う?」
とたずねたところ、
「確かに、診断って怖いよね。お医者さんの白衣とか、注射とか連想したりするもんね。でも、ここで診断基準を勉強しているのは、『共感』のためなんだよ。」といいます。
「共感するため?」とたずねなおすと
「この本には症状がいっぱいのっているの。例えば、眠れないことを何とか解消したい人のご相談に伺ったときに、その方は「眠れない」という事を私達に伝えてくれるのだけれども、多くの相談に来てくださる方々はそのことだけをおっしゃるの。でも、不眠を抱えている人は他にも、食欲も不振で悩んでいらっしゃったり、便秘でも悩んでいらっしゃったり、されているはずなの。でも、やっぱり相談にいって初対面の人と会うとその緊張だけで、他にも悩んでいる事が頭から抜けてしまったり、そうした他の心身の不調を 伝えられなかったりするの。」
「なるほど。」
「だから、私達が、症状についてよく知っていると、不眠ときいただけで、もしかすると、この人は食事も楽しめていないんじゃないかとか、
場合によっては腰痛を持っているんじゃないのかとかの予測が頭に浮かべることができるの。そうする事で、もし、相談者がそのとき言葉にできない悩みにも心配りができるし、その予測があっていたときは、すべてを語らなくても、その人が困っていらっしゃる状態に共感をお返しする可能性がふえるのよ。だから私達カウンセラーは基本を忠実に抑えることを大切におもっているのよ」
といっていました。
診断のための基準は『共感』の為だったのかという、私の発見でした。
posted by 管理者 at 18:17
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